長泉町Y様邸 上棟

こんにちは。
大洋工務店の皆川です。
長泉町Y様邸、上棟までの様子をご紹介します。
上棟前日、足場を設置中です。
トラックの荷台にはたくさんの柱や作業床が積まれています。足場はこれからという感じです。
上棟の材料は準備万端で、”デンッ”と居座っております。
上棟当日です。天気は今にも雨が降りそうな曇り。そして、さむいぃ~。とっても暖かい日が続いた後の、寒い日だったので、余計に寒く感じたのかもしれません。
クレーン車も準備万端で、大工さんの合図を待っております。
始動開始です。特に合図をするわけでもなく、時間になったら動き始める大工さん。見てる側は『始まるぞぉ~』とテンション上がる瞬間です。
まずは、通し柱を定位置に持っていきます。
通し柱は、土台から軒まで継ぎ目がない柱です。1階と2階を一体化し、耐震性や耐久性をUPさせます。
大量の木材が足場を陣取っているので、工事がしやすいように所定の位置に木材を移動する事から始めます。
この日、最初のクレーンの引き上げです。
まだ必要のない木材を他の場所に待機させます。スペースの確保は工事をする上でとっても大事なんです。
管柱が建ち始めました。管柱はその階にだけ、建っている柱です。
柱を『ゆ~らゆら』させながら、組んでいきます。
管柱は組み始めるとあっと言う間です。すでに小雨が降り始めています。管柱の後は、横架材の胴差しです。これは、2階の荷重を通し柱と管柱に伝えます。
管柱と通し柱の位置を合わせながら、胴差に空いている穴”ほぞ穴”に組んでいきます。
下で位置の確認をする人、上ではめ込んでいく人。声を掛け合いながら進めていきます。
そうして、2階床下地が組みあがりました。
正面の斜めに組んである木材は、仮筋交いです。柱などを垂直に測った後に、傾かないように仮固定しているんです。仮に固定しているので、最終的には外します。
羽子板金物で固定されました。地震や台風などで梁が外れるのを防ぐ、補強金物です。
金物を留め終わると、2階床を貼っていきます。
空が見えなくなって
家らしさを感じられるようになってきました。
床板を釘で留めます。釘打ち機の『バシュッバシュッ』という音が響きます。
上棟は、現場の進み具合で次の木材を搬入するタイミングを業者さんが見計らっています。早すぎても荷下ろしできないし、遅すぎると工事が止まってしまいます。業者さんが入り乱れる上棟ですが、大工さんはいつものメンバーなので安心です。
2階も管柱を建て、梁などの横架材を組んでいきます。
家の全体像が見えてきましたよ。
大工さんが建てているのは、”小屋束(こやつか)”です。
小屋束の上には母屋(もや)が乗ります。これら屋根を支える骨組みとなる部分を、小屋組(こやぐみ)といいます。
1番高い”棟木(むなぎ)”の登場です。上棟は、この棟木までを組み上げる事をいいます。
屋根の輪郭が出来てきましたね。母屋と垂直に組まれるのが
垂木(たるき)です。垂木に、屋根の下地材”野地板(のじいた)”を組んでいきます。
こちらの屋根は5寸勾配です。勾配とは傾斜の事で数字が大きくなるほど角度は急になります。5寸勾配の角度は約26.6°です。と言っても「だから??」ですよね(;^ω^)
要するに”急坂”なんです。滑り落ちそうで、下から見ているとそわそわしてしまう角度です。
そんな屋根に上って、工事をしている訳で…。すごいなぁ~とつい口が開いてしまいます。
そんなこんなで、片側の屋根の野地板完了です。この角度でこの体勢、普通転げ落ちますよね(;^ω^)
バルコニーの手すりも付きました。
そして、もう片方の屋根も完成です。
無事上棟しました(^^)/
午前中の早い時間から降り始めた雨は小雨でしたが、お昼を過ぎても降り続きました。これ以上ひどくならないように祈るだけでしたが、15時の休憩の時には止み、気温も朝よりはだいぶ暖かくなりました。

気がかりな天気でしたが、何事もなく上棟できたのはご尽力頂いた方々のお陰です。
心より感謝申し上げます。

そしてこれからもよろしくお願い致します。

いつもの〆の言葉の『ご安全に』は鉄鋼業や建設業界ではお馴染みの言葉なんですよ。私は実際発したことはありませんが(;^ω^)
「お疲れ様です。」と同じような感覚で使う言葉のようです。お互い気をつけましょう!という意味で使います。

ということで
どうぞご安全に(^^)

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