こんにちは。
大洋工務店の皆川です。
裾野市K様邸は、基礎工事に着手しました。
基礎工事を始める前には、必ず地盤調査を行います。その結果で地盤改良が必要なのかを判断します。
今回は、『柱状改良(ちゅうじょうかいりょう)』という地盤改良が行われました。
近くに寄ってみると、いくつもの穴があいています。柱状改良は、軟弱地盤の深さが地中2m以上8m以下の場合に行われる方法です。
この穴は直径50cmくらいの大きさです。この穴を支持層と呼ばれる地盤が良好な深さまで掘っていきます。地盤を掘る過程で水を混ぜたセメントを注入して改良対象土と混ぜて撹拌し、固まらせ円柱状の柱を地中に作っています。
これから家を建てるのに、穴だらけになってしまっている…と思われるかもしれませんが、建物を安全に支えるためには大事な工事になります。
いくら建物を丈夫にしても、基礎となる地盤が弱いと時間が経過するにつれ地盤沈下や液状化の危険が高まります。なので、地盤調査をし改良が必要なのか、必要ならどんな改良工事を行うのが適当かを調査することは、とても重要なんです。
地盤改良工事の養生期間を経て、基礎の外周部に捨てコンクリート通称”捨てコン”が打たれました。
話は逸れますが、なぜコンクリートは”打つ”という言葉を使うのかなぁなんて思って調べてみました。昔は、コンクリート内に含まれる空気等を抜くために、棒などで叩いていたそうです。”打つ”には”叩く”的な意味も含まれている事から”コンクリートを打つ”と言うんだとか。(諸説あると思いますが)
捨てコンは、強度を必要としません。捨てコンの役割の一つに”墨出し”があります。写真でも確認頂けると思いますが、コンクリートに線が引かれています。建物を建てる為の基準線です。何もない所に建物を建てるには目印が必要です。それを捨てコンに印すという訳です。
家が建つ部分です。砕石(さいせき)=細かく砕いた石を全体にいれて、転圧する機械を使って地面を締め固めてあります。
これから、鉄筋が組まれていきます。
年内の工事が順調に出来るよう、いい天気が続きますように(*^^*)
という事で
どうぞご安全に。