こんにちは。
大洋工務店の皆川です。
御殿場市Y様邸、新築工事の様子を紹介します。
構造用ハイベストウッドで家全体が覆われました。
構造用ハイベストウッドは地震や台風などの力を壁面全体で受け止め、接合部の一部に負担がかかるのを防ぎます。
1階の大引きについている黒い足は床束(ゆかつか)です。床束は、1階床を支える短い柱です。
床用の断熱材や
床板が搬入されています。床板は28㎜の剛床です。構造用ハイベストウッドと剛床で、家全体を一つの箱にし、すぐれた耐震、耐風性能を発揮します。
屋根の下葺(したぶき)材、アスファルトルーフィングが敷かれました。仕上げ材のわずかな隙間から入ってきた雨水の侵入を防いでいます。
この日の富士山。雪が積もらないですね~。
バルコニーにモルタルで勾配が付けられました。立ち上がりの白い板は防火対策の『ケイ酸カルシウム板』です。万が一周辺で火災があった場合、延焼の可能性があるため耐火性能が必要なんです。
2階に、間柱(まばしら)が準備されています。
1階床作成中。
土台に断熱材を留める金具を付けて
断熱材をはめ込みます。断熱材は、ピッタリサイズにカットされて搬入されます。ぴったり過ぎて入れるのが大変なくらい。洋服で言うとピチピチ(^^)隙間があっては、断熱材の意味がありません。
この上に
床板を貼ります。床板には番号がふってあり、図面通りに貼るとこれまたピッタリに収まるようになっています。
パズルみたいです(^^)
でも、ホールダウン金物の欠き込みは現場で加工します。
1階床完成(^^)/
ホールダウン金物が柱に固定され
筋交い(すじかい)や柱も金物で固定されました。
✖が筋交い。これは両筋交い、片方だけは片筋交い。筋交いは耐震性を高める大事な部材です。
だから筋交いには、欠き込みをしてはいけません。間柱に欠き込みをします。
制震装置の『ダイナコンティ』。最近みなさん付けていますね。地震の揺れをゆっくりに、建物の傾きを軽減する装置です。いつ来るか分からない不安や繰り返す地震から、ずっと守り続けてくれます。
吹き抜けの空間に木材が置かれていて、しばらく2階へ上れなかったんです。で、この日が初の2階(^^)
2階も間柱や筋交い、窓が付きました!フローリングが準備されていますよ。
バルコニーはFRP防水が。最後に仕上げ材を塗るとよく見るねずみ色のバルコニーになります。
屋根の仕上げ材ガルバリウム鋼板装着。
外壁に、透湿防水シート施工開始です。外まわり進んできました(^^)/
という事で
どうぞご安全に。