※新建ハウジングより抜粋
国土交通省は7月30日、「次世代住宅プロジェクト2021」として、LIXILの「スマートホームシステムを活用した住宅内の熱中症対策と空気質管理の有効性を実証するプロジェクト」1件を採択したと発表した。
同プロジェクトは、サステナブル建築物等先導事業(次世代住宅型)で、住宅(住宅設備機器を含む)でIoT技術等を活用して、7つのテーマ(①高齢者・障がい者等の自立支援、②健康管理の支援、③防犯対策の充実、④家事負担の軽減、時間短縮、⑤コミュニティの維持・形成、⑥物流効率化への貢献、⑦その他)に該当する住宅・サービスの実用化に向けた課題・効果等の実証を行うプロジェクトの整備費の一部を支援するもの。
4月20日~5月31日の募集期間に3事業者(5件)の応募があった。
今回採択された事業は、①熱中症対策=温湿度センサで測定したデータをスマートホームシステムが暑さ指数(WBGT)に変換し、『警戒レベル』以上になると『自動的に採風や冷房』による改善をする。
②空気質管理=CO2センサで測定したデータをスマートホームシステムが空気質を判断し、『CO2濃度警戒』や『自動的に採風や換気』による改善をする。
さらに、①と②のスマートホームシシステムを利用し、防犯や防災にも活用し、普及促進に期待できるメリットを模索する。
また、国交省では同日、同プロジェクトの第2回の提案募集を開始した。募集期間は9月10日まで。