※新建ハウジングより抜粋
日本トレンドリサーチは、きらくハウスと共同で実施した「家を建てる時の優先度に関するアンケート」の調査結果を9月16日に発表した。
調査は9月4~8日の期間、男女2919人を対象に行われた。
まずは、家を建てて住んだことがあるかについて聞くと「ある」と回答した人が55.4%という結果に。
(今回は建売戸建てなどを購入した人も「家を建てた」として集計している)
次に「家を建てて住んだことがある」と回答した1616人を対象に、何を最優先に家を建てたかについて尋ねた。
「予算」(39.7%)
「環境」(33.2%)
「建物」(27%)
という結果になった。
予算を選んだ理由として、「こだわりを詰め込んでしまうと金額が上がる一方だから(20代・女性)」
「現実的な金額(ローン)で無理なく過ごしたいから(30代・女性)」
との回答があがった。
また、「環境」と回答した人が具体的に優先したのは、職場や公共交通機関からの距離、治安の良さ、災害に強い土地などがあった。
一方「建物」と回答した人は、間取りや耐震性、建物の素材、デザイン性などを優先したようだという。
「家を建てて住んだことがない」と回答した1303人を対象に、家を建てるとしたら何を最優先にしたいかを聞いたところ、「予算」と48.2%が回答し最多だった。
次に「環境」(35.3%)、「建物」(16.5%)と続いた。
「予算」を選んだ理由として「家を建てることにお金をかけることで、生活苦になることは避けたい(40代・女性)」
「思い通りの住宅を求めると、予算がたくさんかかるから(50代・男性)」
などの意見があがった。
「環境」を優先した人の理由には、買い物の利便性、治安の良さ、駅からの所要時間など現状の便利さは変えたくないようにしたいという理由があがった。
一方、「建物」と回答した人は現状よりも良い耐震性や断熱性、間取りを優先したいなどの回答だった。
本調査では実際に家を建てた人もそうではない人も、最優先するのは「予算」という結果になった。
環境や建物などにどんな希望を持っていても、予算的に無理をしてまで優先する人は少ないようだ。