YKK AP、APWで等級5~7対応の工務店ネットワーク発足

※新建ハウジング記事より抜粋

YKK AP(東京都千代田区)は8月、「樹脂窓で高性能な家づくりに取り組む地域工務店の会」を発足した。

「APW」樹脂窓シリーズを採用し、国土交通省が新設する断熱等性能等級5・6・7に対応した家づくりに取り組む全国の地域工務店ネットワークで、SDGs、カーボンニュートラル実現に向けた「高性能住宅」の普及促進が目的。入会した地域工務店は「APW樹脂窓シリーズ 取扱地域工務店」として同社公式ウェブサイト内に掲載し、高断熱住宅への取り組みを広く発信できる。
また、エンドユーザーにとっても高断熱志向のビルダー検索に役立つ情報となる。初年度の目標入会社数は500社。

2050年カーボンニュートラルの実現に向けた取り組みが加速するなか、国交省により住宅性能表示制度における断熱等性能等級の基準の見直しが行われ、4月からZEH基準である等級5が施行。
10月からはZEH基準を上回る等級6・7が施行予定で、これに合わせて10月から長期優良住宅等の要件も省エネ基準の等級4から等級5に引き上げられるなど、より一層の省エネルギー性が求められている。

同社は、新設上位等級に対応する家づくりには、窓の高断熱化が必要不可欠として、同ネットワークを発足。「健康・快適・省エネ」な住まいを実現する樹脂窓を広く周知するとともに、各地域で樹脂窓を採用した高性能な家づくりに携わる工務店とネットワークを築くことで、これからの持続可能な社会にふさわしい家づくりを行っていくとしている。

同社は、2009年に高性能樹脂窓「APW 330」、2014年に高性能トリプルガラス樹脂窓「APW 430」を発売。
エンドユーザー・プロユーザー向けに「APW」樹脂窓シリーズの提案・普及活動を推進した結果、発売当時9%だった樹脂窓化率は2021年度には31%まで上昇したという。

「APW」樹脂窓シリーズの断熱性能はアルミサッシ(単板ガラス)の約4~7倍で、住まい全体の快適性と断熱性能を向上。
冷暖房費およびCO2排出量を削減し、経済面・環境面でもメリットがあるとしている。

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