YKK AP、顔認証で自動開閉する玄関自動ドア発売

YKK AP、顔認証で自動開閉する玄関自動ドア発売

YKK AP(東京都千代田区)は2月21日、顔認証で自動開閉する戸建て住宅用の玄関自動ドアを、3月20日に発売すると発表した。
2021年に発売した3Dで顔を認証してハンズフリーで施錠・解錠ができる「顔認証キー」に、新たにドアの自動開閉技術を加えることで、セキュリティを高めながら店舗などの自動ドアと同等の使い勝手を実現した。
断熱性能は、断熱玄関ドア「ヴェナートD30」や断熱スライディングドア「コンコードS30」と同等レベルといい、引き戸とすることで安全性を最大限に高めた。

帰宅時に顔を認証するだけで自動開閉し、顔認証キーでハンズフリー入室できる

2月21日に都内で開催した新商品発表会で同社社長の堀秀充さんは「当初は昨年12月に発売予定だったが、自動(ドア)ということで安全性に対してもう一段、二段の高いレベルを追求した結果、3月20日の発売となった。
自分が社長の間に何とか市場に出したいという強い望みを持っていたが間に合った。
「自信作だ」と笑顔を見せた。

センサーが人や障害物を検知するとドアは閉じない「障害物検知センサー」、自動開閉中にドアが人や障害物に当たると反転して開く「セーフティリターン機能」、セーフティリターン後に再度人や障害物に当たるとドアが停止する「セーフティストップ機能」、ドアを数秒間押さえるとブザーが鳴り全開したままの状態になる「全開保持機能」と、あらゆる場面を想定した安全機能を搭載した。

ドアの開閉には、磁石の力を利用した「リニアシステム」を採用。
磁石とコイルが非接触で駆動するのでモーターのエンジン音がなく静か。
開閉時間は1~9秒の間で自由に設定できる。
停電時は手動で、一般的な引き戸と同じ軽さで開閉できる。

施工性に関しても、リニアシステムを取り付けた状態で出荷するため現場で簡単に施工することが可能。
一般的な自動ドアのようにベルトで駆動しないため、摩耗部品が少なく耐久性にも優れる。
100万回の開閉試験も実施済み。

バリエーションは、22デザイン、12カラーを取りそろえた。
サイズは、外引込タイプが高さ2195㎜、袖付けタイプが高さ2235㎜、間口はそれぞれ3サイズの計6サイズ。
標準販売価格は、「顔認証キー」外引込みタイプが98万円、「顔認証キー」袖付タイプが116万円。
(税別、現場搬入費、組み立て施工費は含まず)。

堀社長は、「価格はカタログ価格で通常の顔認証ドアと比べると約17~18%ほど高くなるが、それ以上の利便性や安全性がある」と強調した。

左:外引込タイプ 右:袖付タイプ

堀社長と新商品「M30顔認証自動ドア」袖付タイプ

※以上、新建ハウジング記事より抜粋

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