価格動向「やや上昇」が9品目に 4月建設資材需給調査
国土交通省は4月26日、同月1~5日に行った「主要建設資材需給・価格動向調査」の結果を発表した。
セメント、生コンクリート、骨材、アスファルト合材、鋼材、木材、石油の7資材13品目について、価格動向は、セメント、生コンクリート、骨材(砂・砂利・砕石)、アスファルト合材(新材・再生材)、異形棒鋼、H形鋼が「やや上昇」、それ以外は「横ばい」だった。
1~3月の「やや上昇」はセメントと生コンクリートの2品目だったが、9品目に増加しており、建設資材が全般的に上昇局面にあるのか注視が必要だ。
需給動向は、9カ月連続で調査資材すべて「均衡」。
在庫状況も7カ月連続で調査資材すべてで「普通」だった。
調査は、建設資材の供給側(生産者、商社、問屋、販売店、特約店)と需要側(建設業者)から約2000社のモニターを選定し、主要建設資材の需給、価格、在庫の変動状況を把握することを目的に実施している。