YKK AP、ドアリモ2商品をリニューアル 施工性を大幅に向上

★三島市加茂川町分譲地(全2区画)

★清水町伏見Ⅵ分譲地(全2区画)

YKK AP(東京都千代田区)は、「ドアリモ」シリーズの2商品をリニューアルして10月2日、全国発売する。「ドアリモ」は、外壁を壊すことなく1日で防犯性や断熱性の高いドアに取り換えることができるカバー工法によるドアリフォーム商品。リニューアルにより、枠やアルミ額縁の形状を改良し、さらに取り付けやすくした。既存ドアの様々な取り付け状況に応じた納まりの対応力を強化することで、省施工を実現した。

リニューアルした「ドアリモ 玄関ドアD30」(左)と「ドアリモ 勝手口ドア」

今回リニューアルしたのは、「ドアリモ 玄関ドアD30」と「ドアリモ 勝手口ドア」。最大の特徴は、上と左右の3方の額縁のサイズを自由に組み合わせることができるようにしたことだ。既存の枠をカバーする「アルミ額縁」は、これまでは上枠と左右の縦枠の3方が同じサイズだったため、一カ所でも見付けサイズが大きいと3方すべてを大きいサイズに合わせないといけなくなり、意匠性に課題があった。また、施工面においても入隅部や軒天に近い場合、額縁の余分な見付け部分を現場でカットする手間が発生していた。

これを、既存ドアの納まり状況に応じて、アルミ額縁の上、左たて、右たてのサイズをそれぞれ自由に組み合わせることができるようにした。これにより、既存枠に合わせたサイズ形状が選択でき、意匠性が向上。一回のカットで約15分はかかるという現場でカットする作業も不要になり、施工時間の短縮を実現した。

住宅商品企画部長 山田司さん

同社住宅商品企画部長の山田司さんは、「現場の施工者の声を反映したものだが、これは施工者にとってメリットがあるだけでなく、生活者にとっても短時間でドアリフォームができるのは大きなメリット」と話す。

この他、品確法により定められたバイアフリーに対応する段差のない「フラット枠」や、半外付け用ブラケットを工場で取り付けてから出荷することで現場での取り付けを不要にした「既設半外付型用枠」を追加した。それぞれ、現場でのカットの手間や取り付けの手間を省き、施工時間を大幅に短縮。いずれもドアリフォームがこれからのトレンドになっていくことを見据えた対応だ。

人気の高い通風デザインや通常サイズよりも約12㎝高いハイサイズも取りそろえ、断熱ドアで全46デザイン、アルミドアで全13デザインをラインアップ。カラーバリエーションも断熱ドア13色、アルミドア8色と、業界最多のデザインバリエーションとした。価格は、F03デザインで手動錠・非通風タイプが39万8000円、顔認証キー・非通風タイプが60万8000円。通風タイプはプラス3万円。

「ドアリモ 勝手口ドア」も、D30と同様、額縁の組み合わせを自由化。アルミ樹脂複合扉を標準設定とし、断熱対応を強化した。防犯面も考慮したシリンダーレス仕様も追加し、充実したラインアップとなっている。参考価格は、樹脂複合枠、通風・井桁格子デザインで、28万2000円。

同社によると、簡単に取り換えができるカバー工法は年々増加しており、2022年度の「ドアリモ」の出荷実績は2015年度比で263%の伸びを示している。同社では今後ますますリフォーム需要は増えると見込み、2024年度に両商品の売上目標を、2022年度比で2倍以上となる93億円とした。引き戸なども入れたドアリモ全体の目標は、100億円以上と高い目標値を掲げている。

品確法によるフラットな納まりに対応する「フラット枠」が今後主流となるとして新たに追加した

※以上、新建ハウジング記事より抜粋

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