オムロンのマルチV2X、太陽光・蓄電システム併設時の電力の融通が可能に

オムロン ソーシアルソリューションズ(東京都港区)は、住環境に合わせて最適な蓄電システムを構築できるマルチV2X「KPEP-Aシリーズ」について、機能性を向上するバージョンアップを2024年6月に実施する。

国内最小・最軽量クラスを実現したマルチV2Xシステムを2023年5月に発売。今回は、太陽光発電システムと蓄電システムをすでに設置している住宅や、これから太陽光発電システムや蓄電システムを併設する住宅において、EV・蓄電池間の電力を融通できるようにし、太陽光で発電した電力の自家消費や災害時のBCP対策をより強化する。

左: V2X用パワーコンディショナ(KPEP-A)、右:EVユニット(KP-DDV)

従来システムでも太陽光発電や蓄電池の併設は可能だったが、独立したシステムとして機能し、EVと蓄電池に貯めた電気のどちらかを指定して優先的に消費するといった効果的な使い方ができなかった。今回の機能向上により、太陽光、蓄電池、V2Xを1つのシステムのように動作させ、通常時・停電時どちらでもEVから蓄電池、蓄電池からEVへの電気の融通が可能になる。また、EV・蓄電池のどちらから放電するかを指定することができる。

追加機器は不要で、ソフトウェアの更新のみで機能向上を実現。既設V2Xシステムもソフトウェア更新で対応できる。

以上、新建ハウジング記事より抜粋

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