「APW430」「APW430+」の空気層を2mm拡大し断熱性7%向上

YKK AP(東京都千代田区)は、高性能トリプルガラス樹脂窓「APW430/APW430+」をリニューアル。断熱性能を約7%向上するとともに、窓種や仕様を拡充して10月1日に発売する。

今回リニューアルするのは「プロジェクト窓」に分類される、たてすべり出し窓、すべり出し窓、高所用すべり出し窓、FIX窓、開き窓テラス、テラスドア、勝手口ドア。

性能面では、トリプルガラス(アルゴンガス入り)の空気層を16mmから18mmに拡大。
この空気層にアルゴンガスを封入し2枚のLow-Eガラスで挟むと総厚45mmとなり、窓全体の断熱性能が約7%向上する。
熱貫流率は、「APW430」で現行の0.89W/㎡・Kから0.82W/㎡・Kに、樹脂フレーム内部に断熱材を充填した「APW 430+」で0.84W/㎡・Kから0.78W/㎡・Kへと向上させた。
これまで「APW430+」にはクリプトンガス仕様も設定していたが、ガラスの断熱性能が上がったことで、クリプトンガスを使用せずに0.78W/㎡・Kが実現できるようになった。

また「APW430」では、高い位置に設置することで換気を促す「高所用すべり出し窓」を追加したほか、たてすべり出し窓・すべり出し窓に「オペレーターハンドル仕様」を追加した。
「APW430+」には、関東以西で多い額縁納まりに対応するアングル付枠を設定して汎用性を高めた。

さらに、付加断熱工法において、窓の取り付け位置を壁の中心に合わせる「インセット納まり」に対応する水切をオプション部材としてラインアップ。
インセット納まりにする場合、従来は板金で水切を設けるなど現場ごとに対応するため、施工性や水密性に課題があったが、それを解消した。
新しい水切は、補助桟に取り付ける仕様で施工性を向上。
出幅は90mmと120mmの2種類あり、50~100mmの外張り断熱材に対応することができる。
なお、水切は10月28日発売。

税別の希望小売価格は、「APW 430」たてすべり出し窓(グレモンハンドル仕様、W640×H1170mm)5万7400円。

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