※新建ハウジングより抜粋
店舗集客、マーケティング戦略情報に特化したWebメディア「キャククル」を運営する全研本社(東京都新宿区)はこのほど、10年以内に自分の地域の工務店で家をたてた地方在住101名を対象に実施した「工務店を選んだ決め手」に関する調査結果を発表した。
それによると、注文住宅依頼時にハウスメーカーが候補に入っていた人は全体の約7割だった。
ハウスメーカーよりも工務店を選んだ理由を聞いたところ、「設計の自由度が高い」がもっとも多く62.0%、次いで「アフターフォローの手厚さ」38.0%、「担当者が丁寧な対応をしてくれる」36.6%という結果になった。
工務店を選ぶ上で参考になった情報は、「注文住宅の建築事例」が57.1%、「工務店の家づくりにおけるスタンス」が47.3%、「評判や口コミ」が35.2%だった。
実際に依頼した工務店を選ぶ決め手となったのは、「要望を詳細に聞いてくれたから」が50.5%と半数を占めた。
「コストパフォーマンスが比較的高かったから」は31.7%、「アフターフォローなどのサービスが手厚いから」は29.7%だった。
注文住宅を依頼するとき、工務店を選んだことについては、37.6%が「かなり満足している」と回答。「やや満足している」人は43.6%で、約8割以上が「工務店を選んでよかった」と考えていることがわかった。
同社は調査結果から、工務店が選ばれる要素として、顧客が求めるニーズにどれだけ細かく応えられているかがポイントとなっていると指摘。
また、建築事例や家づくりのスタンス、評判や口コミなどの情報が工務店選びに影響していることから、ホームページやポータルサイトなど、顧客が求める情報を充実させることが重要だとアドバイスしている。