ロシア、ウクライナ侵攻問題が建築業界に与える影響

みなさんこんにちは!
大洋工務店の望月洋和です!

2021年、新型コロナウイルスに端を発した『ウッドショック』は、皆さんの記憶に新しいかと思います。

今年はさらに深刻な状況が・・・。
ロシアのウクライナ侵攻問題。
そして、20年ぶりの円安水準。

多くの建築資材を輸入に頼るため、今後さらに建築価格の上昇が見込まれます。

高騰するアルミニウムと銅の価格

ウクライナ侵攻によって、各国政府や企業がロシアに対して厳しい制裁措置を行い、ロシアは国際経済から締め出されつつあります。
が、その影響で世界的に価格が高騰している資源等もあります。

代表的なものとしては、ガスや石油をはじめとする燃料類、そしてアルミニウムや銅といった資源です。
本格的な侵攻が始まる前の1月時点ですでに、アルミニウムは33%、銅は25%の価格高騰が見られていました。

2021年のロシアのアルミニウム生産量は、中国、インドに次いで世界第3位。
銅については世界第8位となっており、これら資源の上位生産国であるロシアからの供給がストップすることで、今後さらなる価格高騰が進むことは間違いなさそうです。

アルミニウム・銅の不足による建築資材への影響

アルミニウムや銅は、住宅だけでなく様々な建築物において非常に重要な資源です。

アルミニウムはサッシやカーテンレールなどに使用されることが多いほか、近年では柱や梁といった住宅骨子への利用も進んでいます。

銅は冷暖房設備や配管などに利用されており、こちらも現代の建設物に欠かせない資源となっています。
アルミニウムや銅の不足と価格高騰は、建築資材のさらなる価格上昇にも今後つながるでしょう。

その他の資材価格や人件費もインフレによって高騰している現在、建設コストは統計が始まった1987年以来、最大の上昇率を記録しているといいます。
米国労働統計局による生産者物価指数の分析によると、非住宅の建設コストは過去1年間で平均24%以上も上昇しているとのこと。

今現在、住宅業界のみならず、日本を取り巻く環境が大きく変化しております。
建築価格の高騰は逃れることはできませんが、私たちにできる事は、お客様に真摯に向き合い、お施主様の命と財産を守るという基本理念に基づいて日々努力を続ける事です。

様々な状況はありますが、お施主様の大切な家づくりを、今後も全力でお支え致します。

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