三菱UFJフィナンシャル・グループと三菱UFJ銀行は22日、脱炭素化に向けた取り組みをまとめた「トランジション白書」を更新したと発表した。循環型社会の実現に向けたエネルギー転換などの在り方を示した。取引先企業の支援などを通じてカーボンニュートラルの実現を目指す。
白書では、2050年の電源構成として、再生可能エネルギーを50~60%と想定し、洋上風力発電などの普及の可能性に期待。火力発電とそこから回収した二酸化炭素を再利用する技術(CCUS)、原子力発電を安定的な電源と位置付け、30~40%とした。
輸入した水素やアンモニアの混焼・専焼による発電は0~10%。グリーントランスフォーメーション(GX)の政策の検討状況などを反映し、新エネルギーの技術発展に向けて法整備や経済性の担保などに官民が連携して取り組む必要があると指摘した。
同社は昨年、邦銀として初めて白書を公表。欧米当局や国連などの国際機関との対話を踏まえて更新した。同社は50年までに投融資先が排出する温室効果ガスの実質排出ゼロとする目標を掲げている。
※以上、新建ハウジング記事より抜粋
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