「ストック住宅」=中古、既存住宅を重視し始めた国ですが、補助金を出したり、空き家を減らすため、そして今の若い世代が住宅を取得しやすいよう、制度拡充を図っています。
中古住宅購入時の不安、「売買契約後に欠陥住宅であることが判明」が最多
2018年4月からの法律改正により中古住宅のインスペクション(建物状況調査)義務付けられることになりました。
買い主に対してのアンケートで、中古住宅購入時に「不安に感じること」を聞いたところ、「売買契約後に欠陥住宅であることが判明すること」が83.2%で最も多かった。次いで「予算内で購入できるか」(78.0%)、「希望の物件が見つかるか」(76.0%)、「購入によって損をしないか」(75.8%)が続いた。となっています。
以上、2017年12月19日新建ハウジングデジタルから一部抜粋
「中古住宅を買ってリフォームしようかな」とお考えの方も多いかと思います。
ただ、中古住宅を購入する際の不安な点は、建物としての「質」。
法律でインスペクション(調査)の告知義務が必要になるので、売買の際、行われていれば不安はある程度軽減されると思いますが、状態が確認できることによって補修箇所が判明するので、どうしても補修工事費用にお金がかかるようになるでしょうし、外見(クロスや床の張替え、住宅設備の取替え等)の費用にお金が回らなくなることもあるでしょう。
しかし、基本的には今まで買う側がわかりにくかった、購入物件の「劣化状態」が見えやすくなるので、買う側もしっかりとした選択ができるようになります。
中古住宅の購入も、しっかりとした事前の「資金計画」が必要ですね。
結果必ずしも、中古物件購入のほうが安く上がるとは言い切れませんので、慎重に住宅購入は検討された方がいいですね。