今の時代、高気密高断熱は当たり前

みなさんこんにちは!
大洋工務店の望月洋和でございます。

新築住宅をご検討の際、必ず出てくるのが高気密高断熱。
正直なところ、当たり前だろ・・・、と私は思っております。
なぜ高気密高断熱が良いのか(メリット、デメリット)、今回は簡潔にお伝えさせていただきます。

光熱費節約できます!

高気密高断熱の住宅の室温は、外気温の影響を受けにくいため、夏は涼しく冬はあたたかく過ごせます。
また、室内の空気が漏れにくく、空調機器を効率よく利用できます。
温度設定を頻繁に変えなくても一定の室内温度を保てるため、光熱費の節約も可能です。室内だけでなく、廊下との温度差もなくせます。

ヒートショックのリスクを軽減できます!

住宅内で温度差が生じにくいため、ヒートショックの防止に有効です。
ヒートショックとは、急激な温度変化によって血圧が急降下したり急上昇したりすることです。
冬場はとくにヒートショックのリスクが高まります。
高気密高断熱の住宅であれば、住宅内のどの場所でも一定の温度を保てるため、ヒートショックのリスクを軽減できます。

家が長持ちします!

湿度が一定に保たれることで結露が発生しにくくなるため、家が長持ちしやすいといったメリットがあります。
結露は、カビの発生や建物の劣化などの原因になります。
しかし、断熱性や気密性が高く、十分な換気ができている住宅であれば、結露やカビの発生を防ぐことが可能です。

洗濯物が乾きやすいです!

断熱性や気密性が高い住宅は、外気温だけでなく湿度も遮断してくれます。
梅雨の時期や雨の日でも住宅内は乾燥しているため、室内干しで洗濯物を乾かせます。
エアコンや空調などを使用すれば自然な空気の流れをつくれるため、生乾きなどの心配がありません。
また、洗濯物に花粉や黄砂などの付着を避けたい場合にも効果的です。

防音効果があります!

高気密高断熱の住宅は、外壁が屋外の騒音を遮断してくれる、断熱材が室内の音が屋外に漏れるのを防ぐといった効果があります。
そのため、夜泣きする赤ちゃんがいるファミリー層やペットと暮らしている人にもおすすめです。
近所に子供の声やペットの鳴き声で迷惑をかける心配がなくなります。

そして、ここからはデメリット!

建築費用が高くなります!

断熱性や気密性を高めるには、専用の資材や工事が必要になります。
そのため、一般的な住宅よりも建築費用が高くなる傾向にあります。
これらの費用は、ハウスメーカーなどによって異なるため、事前に見積りなどで確認しておきましょう。
建築費用は高くなるものの、長期的な視点を考慮すれば、光熱費を安くおさえることが可能です。

室内の空気が乾燥しやすいです!

雨の日でも洗濯物が乾きやすいといったメリットがある反面、室内の空気が乾燥しやすいといったデメリットもあります。
乾燥肌やドライアイの人は、乾燥対策に加湿器などが必要になる場合もあります。
洗濯物を室内に干せば室内の湿度が上がるので、乾燥対策としても有効に働くでしょう。

内部結露が起こることがあります!

断熱性や気密性が高い住宅は、十分な換気ができていれば室内の結露の発生をおさえられます。
しかし、壁内に少しでも隙間があれば、室内のあたたかい空気が内部に入り込み、温度差が生じます。温度差が生じると内部が結露するリスクが高まります。
これを防ぐためにも、気密性を高める工事を、ていねいに施工してくれるハウスメーカーを選びましょう。

石油ストーブの使用には向いていないです!

気密性が高い住宅では、石油ストーブは使えません。
石油ストーブを使用すれば、一酸化炭素中毒になるリスクが高まります。
どうしても石油ストーブを使用したい場合は、定期的に窓を開けて空気の入れ替えをするなど、こまめな換気が必要です。
最低でも1時間に1度は窓を開けて換気を行いましょう。

デメリットに関しては、建築費用以外の項目はしっかりとした現場対応と、石油ストーブのような化石燃料を使う事をしなければ(エコの観点も)、解消できることですので、やはり高気密高断熱の住宅はメリットしかないです。

ただ、その中でも私個人的には是非高断熱に注力していただきたいと考えております。
快適な生活を送るのは室内の温熱環境が大きなウエイトを占めております。
断熱力の高い家で、快適生活をお送りください!

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