全館空調システムをおすすめしない、3つのデメリット

みなさんこんにちは!
大洋工務店の望月です。

『全館空調』と聞くと、良いイメージ、ポジティブなイメージがありますよね。

・玄関から各部屋、2Fまでも、家全体を一定の温度に保つことができる

・室内で温度ムラがないため、ヒートショックの心配がない

ただその一方で、1台の機械で家全体の温度管理を賄うというのは大変危険に思います。

全館空調は、屋内の専用スペースに設置した大容量のエアコンで冷暖房を行い、その空気をダクトから各部屋に供給するというようなシステムです(大まかですが)。
ではどんな危険があるのでしょうか。

①修理費用が高い

導入時のコストもかかるのですが、故障した際の修理費用も、80~100万円くらいかかるケースもあるようです。
しかも故障すると全てが止まります。
仮に修理するとしても、一般的な家電量販店で買えるものでもないので、業者手配なども含め少なくとも1週間程度はかかってしまいます。

しかし「真夏に1週間エアコンなしで過ごす」なんてできませんから、全館空調システムを採用した場合、故障のタイミングで「壁掛けエアコン」に切り替えてしまう方がほとんどなんです。
しかも、導入した全館空調は壊れてそのままになってしまいます。

②ダクトの掃除が一切できない

全館空調は必ずダクトを通して各所に空気が供給されます。
当然このダクトが汚れてしまうと、各部屋に汚い空気を供給することになってしまうため、定期的なメンテナンスをするべきなのですが、調べた限り国内の全館空調システムでダクトのメンテナンスができるものはたぶん存在しません。

もちろんフィルターを通してダクトから給気されるので、すぐにダクト内が汚れるわけではありませんが、フィルターを透過する汚れもあるため、少しずつ汚れが蓄積されていくリスクがあると言えます。
そうなると、汚れた空気を吸い続けて疾患につながる恐れもありますね。

③全館空調を止めると、換気も止まる

①のように、全館空調システムが壊れて、壁掛けエアコンへの切り替えで快適に過ごせるのなら良いですが、全館空調システムは換気システムも兼ねています。

つまり、故障したからと言って全館空調システムを止めてしまうと、換気も止まってしまうということです。

換気を止めたぐらいでは・・・、という方もいるかもしれませんが、換気が止まってしまうと室内の二酸化炭素濃度が上がり、部屋の空気がよどみ、ハウスダストが外に排出されず、アレルギー疾患が悪化する…というような健康被害も想定できてしまいます。

※まとめ

「1つのエアコンで家全体を・・・」、という全館空調における思想は理想的ですが、コスト面や修理時のリスク、さらにダクトが汚れても一生そのまま…という点を加味するとおススメできません。

家づくりの基本は、
①スペックの高い箱を作る(耐震、断熱、気密)
②シンプルで生活しやすい間取りづくり
③夏も冬も快適なパッシブデザイン

どのような設備を入れるのかは次のステップです。
どんなにメリットがあったとしても、大きなデメリットがあるような設備はオススメしません。
流行りに流されることなく、冷静に検討しながら、身の丈に合った家づくりをオススメします。

家づくりの事でご質問、ご相談など、まずはお気軽にお問い合わせください。

大洋工務店 望月洋和

4/12(土).13(日)
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