大和ハウス、”最高価格帯”の戸建て発売 坪165万円から

※新建ハウジングより抜粋

大和ハウス工業(大阪市)は4月29日、同社史上最高価格帯という最高級ブランドの戸建て住宅「Wood Residence MARE-希-(マレ)」を発売した。
敷地面積100m2以上を想定し、建物価格は7000万円以上、坪単価で165万円以上という。
東京・大阪・名古屋を中心とした都市部の富裕層をターゲットに、近年注目されているデュアルライフのセカンドハウスとしての需要も取り込む。
初年度の販売目標は年間50棟。
ブランド確立後は、2~3年内をめどに全国での販売拡大を目指す。

 

コロナ禍でも同社の高価格帯住宅(請負本体価格5000万円以上)は、コロナ前と比べ120%の伸びをみせた。
同社は、「コロナ禍で旅行や外食などの”コト消費”が減る中、富裕層の高額な“モノ消費”が活性化しており、コロナ禍における富裕層の戸建て住宅ニーズをとらえたい」と意気込む。

 

木造とRC造を組み合わせた混構造で、地下1階から地上3階建てまで対応。
柱なしで最大9mまで開口幅を広げ、最大10mの大空間を実現した。天井高は最大3.5m。
床を350mm下げたロースタイルリビングと折り上げ天井を組み合わせると天井高は最大4.1mになるという。

 

国産ヒノキを構造用集成材として使用し、外壁や軒天には、FSC認証材の天竜スギを使った。
設計・デザインは同社が結成したトップデザイナーチーム「ZIZAI(ジザイ) DesignOffice Tokyo/Osaka」が担当。
経験豊富な精鋭集団がデザインや構法・素材にこだわり抜いた提案を行う。

 

4月29日にグランドオープンしたモデルハウス(DaiwaHouse 駒沢展示場2、東京都世田谷区、駒沢公園ハウジングギャラリー2内)の建築費は総額3億円という。
オンラインでのバーチャル見学も可能。

「Wood Residence MARE-希-」外観

内観イメージ。最大天井高4.1mのリビング空間(左)と地下エントランス

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