大建工業が最高グレードの防音室、木造でドラム演奏可能
大建工業(大阪市)は、同社史上最高グレードとなる防音性能を備えた木造住宅向けの防音室「スーパープレミアム防音★★★★」を開発した。
同社は1982年から建築音響製品を開発・製造・販売する「音響事業」を展開。
今回は、音環境に関する困りごとの解決に加え、よりハイレベルな要望に応えるため、遮音性能60dB/500Hzと、木造住宅で最高グレードの防音構造を開発した。
同社の防音建材と一般的な材料を組み合わせ、仕様書に沿って施工することで防音性能を発揮。
特殊な施工技術や工具、材料は必要としない。
設置できるのは新築住宅の1階のみで、ベタ基礎であることが必須条件。
ベタ基礎の上に乾式二重床を施工する(床仕上げ高さ約240mm)。
これまで、木造住宅の防音室では演奏不可とされていた低音域のドラム(115dB程度)や大音量のトランペットやサックス(110dB程度)などの楽器にも対応。
クラリネットなどの100~105dB/500Hzの楽器は、従来は日中のみ使用可能と提案してきたが、新しい防音室では夜間の演奏も可能になるとする。
税別の参考価格は8畳で約530万円(同社防音建材のみ、11畳の部屋に8畳の防音工事をした場合)。
※以上、新建ハウジング記事より抜粋