経済産業省は9月20日、「電気・ガス価格激変緩和対策」が2024年1月請求分(23年12月使用分)まで延長されることに伴い、大手電力各社など申請があった電気・都市ガスの小売事業者などに対して、値引きの原資を支援することを決めた。
対象事業者はみなし小売電気事業者(10者)、一般送配電事業者(10者)、みなしガス小売事業者(1者+特別認可3者)、一般ガス導管事業者(2者+特別認可1者)。認可・承認が不要な新電力・ガス新規小売事業者の自由料金も値引きの対象となる。沖縄県(沖縄電力)は、同事業分に「沖縄電気料金高騰緊急対策事業」の支援額を合わせて値引きを行う。
値引き単価は、電気が低圧3.5円/kWh、高圧1.8円/kWh、都市ガス(家庭向けおよび年間契約料1000万m3未満の企業)が15円/m3。沖縄電力は低圧5.0円/kWh、高圧3.0円/kWh。適用期間は2023年10月使用分(11月検針分)から12月使用分(2024年1月検針分)まで。
対象事業者は次の通り。
北海道電力、東北電力、東京電力エナジーパートナー、中部電力ミライズ、北陸電力、関西電力、中国電力、四国電力、九州電力、沖縄電力
【一般送配電事業者】
北海道電力ネットワーク、東北電力ネットワーク、東京電力パワーグリッド、中部電力パワーグリッド、北陸電力送配電、関西電力送配電、中国電力ネットワーク、四国電力送配電、九州電力送配電、沖縄電力
【みなしガス小売事業者】
東邦ガス ※特別認可:日本瓦斯、熱海ガス、南海ガス
【一般ガス導管事業者】
東京ガスネットワーク、大阪ガスネットワーク ※特別認可:京葉ガス
※以上、新建ハウジング記事より抜粋