みなさんこんにちは!!
大洋工務店の望月洋和です!!
今回は、住宅の耐震について、お伝えさせていただきます。
※業界紙(新建ハウジング)より一部記事抜粋
熊本地震で認知された『耐震等級3』
2016年4月に発生した熊本地震では、前震と本震といわれる2度にわたる震度7の地震動に見舞われ、一部損壊まで含めると約19万棟の大きな建物被害がありました。
当時熊本県益城町中心部で行われた建築物の調査で明らかになったのは、現行の耐震基準である2000年以降の基準で建てられた住宅にもかかわらず倒壊・崩壊の被害率が6%あったこと。
これに対して、住宅性能表示制度の『耐震等級3』の住宅では倒壊・崩壊がありませんでした。
ほとんどが無被害か小破ないし軽微な被害でした。
さらに、その後の調査で分かってきたことは、全壊を免れたとしても、半壊(一部破損)と判断された住宅の多くが建替え等によって住宅としての寿命を終える結果になったことです。
『耐震等級3』の住宅は、命を守るだけでなく、住宅という財産を維持し「住み続けることができる」という新たな住宅性能の基準として認知していただきたいという事です。
当時、現地の調査にあたった京都大学生存圏研究所の五十田教授は「耐震等級3レベルの安全性を満たした住宅が増えることが期待される」と話しています。
「4号特例」「耐震等級3相当」では通用しない時代に
「耐震等級3」とは、建築基準法が求める耐震強度の1.5倍の強度のことを言います。
最近は、多くの工務店が「耐震等級3相当」をうたい文句にしていますが、それは、あくまで自主基準であり、各会社によってあいまいな状況といえます。
やはり性能評価機関による「お墨付き」がお施主様にとって一番の安心です。
屋根材の軽量化が進んでいる中で、「どうしても4寸角の柱」にこだわる必要はありません。
熊本地震では、地元の熊本杉の太い柱を使ったにもかかわらず倒壊してしまった住宅がたくさんあります。
木材の量や太さは耐震性能に必ずしも関係ないのです。
「耐震等級3相当」はもはや通用しない時代が来ています。
大洋工務店では
弊社では現在、長期優良住宅・耐震等級3の住宅を標準採用しており、お施主様に大変ご安心いただいております。
住宅会社は、「お施主様の命と財産を守る」のが使命です。
少ない人数ではありますが、スタッフ一丸となって取り組んでおります。
小さい会社だからできること、少ない人数できめ細かなサービスが、大洋工務店の最大の武器です。
お客様のかゆいところに手が届く存在になっていけるよう、これからもかわらぬ努力を続けてまいります。