2月消費支出、住居関連4カ月ぶりに増加 工事は2割増

総務省が4月5日に公表した2024年「家計調査報告(2月分)」によると、2人以上の世帯の消費支出は27万9868円。
物価水準の変動の影響を除いた実質で前年同月比0.5%減少し、12カ月連続でマイナスとなった。ただし、うるう年の影響で通常の年より1日多いことから、調整後の試算値では実質2.7%の減少となり、公表値よりも2.2ポイントの差がある。

住居に関わる支出(うるう年調整前)は1万7270円で、実質では4カ月ぶりの増加となる9.5%増となった。うるう年調整後の試算値は6.0%増の1万6705円で、公表値と3.5ポイント差となっている。

うるう年調整後の消費支出

内訳は、「家賃地代」が1.1%増の7981円、「設備修繕・維持」が18.6%増の9290円。
「設備修繕・維持」のうち、「設備材料」は11.9%増の3678円、「工事その他のサービス」は23.8%増の5612円となり、前月までとは一転して大幅な増加となった。

光熱・水道に関わる支出は、2万7860円で18.6%減少。
うるう年調整後の試算値は、2万7766円(18.9%減)となっている。
内訳は「電気代」1万3639円(25.4%減)、
「ガス代」6461円(14.0%減)、
「その他の光熱」2586円(15.8%減)、
「上下水道料」5174円(2.9%減)となった。
暖冬による暖房需要の減少などにより、電気代・ガス代を中心に減少が見られる。

勤労者世帯収入は17カ月連続減

勤労者世帯1世帯当たりの実収入は56万1495円で、実質で2.5%の減少。17カ月連続での減少となった。
世帯主収入は2.1%の減少で、14カ月連続の減少。配偶者収入は0.7%増で10カ月ぶりの増加となった。

実収入の推移

※以上、新建ハウジング記事より抜粋

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