ジャパンホームシールド(JHS、東京都墨田区)は、住所だけで地盤情報を予測する、次世代の地盤AI推論モデルを開発した。
同モデルを活用すると、住所を入力するだけで住宅建築前に欲しい地盤情報を素早く簡単に把握することができる。
建設プロセスを効率化することができるとして、同社は安全・安心な住宅の実現につなげたいとしている。
地盤AI推論モデルで予測できるのは、地盤の強さや軟弱層の有無、地盤改良工法、地盤改良工事概算費用、SWS試験の結果。
液状化リスクの予測については現在、検討中という。
同モデルの特徴の1つは、日本全国どこでも陸地であれば予測が可能であるということ。
同社は、全国200万棟を超える地盤解析データを有しており、このビックデータと地理情報システム(GIS情報)を元に予測する。予測時に必要なのは位置情報のみなので、専門家でなくても簡単に予測ができる。
今後、WEB上でマップを閲覧したり、PDFレポートの出力、さらにはAPIによるデータ連携など、利用者のニーズに合わせた多様なサービスを展開。
予測結果の検証、空間データの充実、AIモデルの精度の向上に努め、本格的なサービス化を目指す。