LIXIL、無垢ヒノキを使った高性能窓を9月に発売

LIXIL(東京都品川区)は、9月から、国産ヒノキの無垢材とアルミを使用した複合サッシ「TW WOOD」を発売する。
高性能窓・TWシリーズの技術を踏襲することで、同等の性能を確保しながら木材の質感を付与。
価格も一般的な木製サッシに比べ、工務店などが採用しやすい範囲に抑えた。

室内側のヒノキ材にはサーモウッド加工を施し、反りや割れの発生を防ぐ。
木部のカラーは2色。外部のアルミ枠はTWシリーズと共通化することで、スリムなフレームによる意匠性や、高い耐候性を実現しつつコストも抑えることに成功。
躯体との取り合いもTWに準じる。

熱貫流率は複層ガラス仕様で1.74W/㎡K、トリプルガラス仕様で1.30W/㎡K。
窓種は引き違い窓の2枚建および4枚建で、発売後は順次拡大を検討していく。価格はTWの3倍程度で、W1690×H2030㎜の複層ガラス仕様で83万4130円(税込、参考価格)。

同社常務役員の小林智・LIXIL Housing Technologyサッシ・ドア事業部長は、5月15日の記者発表会でTW-Woodを「TWシリーズの上位モデル」だと位置づけた。
そのうえで「普段TWを採用している工務店でも使いやすい、新しい窓の選択肢としてご提案したい」と述べた。

「TW-Wood」。縦フレームの幅が揃ったスレンダーマリオン構造もTWシリーズと同じ

土間空間用サッシや庇の新製品も発売

6月には、同じくTWシリーズの新製品として「TWコンセプト 土間スライディング」を発売する。
複層ガラス仕様で熱貫流率1.84W/㎡Kと高い断熱性を実現しながら、強度の高いステンレスレールや、2連ベアリング戸車で耐久性や、開閉時の操作性を高めている。

庇商品・スリムアートにも、パッシブデザインの普及による窓の大型化を踏まえてフラットタイプ、アームタイプの2種を追加。
最大で900㎜の出幅(アームタイプ)に対応する。

※以上、新建ハウジング記事より抜粋

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