※新建ハウジング記事より抜粋
YKKグループ(東京都千代田区)は3月5日、第7次中期経営計画(2025~2028年度)と、2025年度経営方針を発表。
25年度のグループ全体の目標として、売上高1兆326億円(前年比2.9%増)、営業利益684億円(同9.1%増)、営業利益率6.6%、純利益497億円(同16.4%減)を掲げた。
中期経営計画では、この4年間で1267億円の設備投資を行う方針。
AP事業では海外事業の拡大に注力し、売上高5875億円(前年比4.5%増)、営業利益172億円(同4.7%増)、営業利益率2.9%を目指す。
24年度の売上は過去最高に
第6次中期経営計画の最終年度となる2024年度の業績は、グループ全体では売上高が前年比9.1%増の1兆36億円、営業利益は同3.6%増の627億円、営業利益率6.3%となり、売上高が過去最高を更新する見込み。
AP事業の業績は売上高が5624億円(前年比4.5%、計画比2.7%減)と、4年連続で過去最高を更新する見込みとなった。その一方で、営業利益は資材価格の高騰や販管費がかさんだことなどから164億円(前年比35.8%減、計画比40.4%減)と、前年比で大幅な減益となる見通しとなっている。
7次計画、海外事業に437億円
AP事業では第7次中期経営計画の重点施策として、国内における高断熱窓・ドアリフォームの市場浸透を推進。
省エネ改修需要への対応として樹脂・木など窓素材の最適化を行う。
さらに輸送効率化による製造供給体制の構築、製造ラインの無人化、業務プロセスの改革を実施することで収益性を高める。
海外では、米国のビル事業で新工場建設を行うなどにより事業拡大を図る。
住宅事業では南部6州で販売エリアを拡大する。
中国では改装分野の市場対応力を強化。
オフィスビル物件などの新市場に参入し、カーテンウォールビジネスのモデル構築に取り組む。
インドネシアでは高付加価値商品の拡販に努める。
さらに欧州市場への新規参入を目指す。
海外AP事業への投資額は合わせて437億円となる見込み。
これらの施策により2028年度の海外事業での売上高を24年度比で約1.5倍に引き上げる考えだ。
