こんにちは。
大洋工務店の皆川です。
三島市Y様邸は、給排水工事が施工されました。
屋外排水管には、浴室、洗面、キッチンを排水する雑排水管、トイレの汚水排水管、雨樋から雨水を流す雨水排水管の3種類あります。
屋内と屋外の排水管が繋がる所に桝(ます)が設置されました。丸い”ヤツ”です。桝は流れやすいように底面に溝が掘られていて、詰まりを防ぎ流れを良くしてくれます。
こちらの屋内の排水管は、キッチンの雑排水管です。水は高い所から低い所へ流れますから、排水管に勾配(傾斜)を付けます。これにも決まりがあって、固形物の流れない排水管は1/50の勾配でもOKなんです。50cmに1cmの傾斜をつけるという意味です。ちなみに、トイレは1/100勾配(1mに1cm)です。勾配をつけすぎてしまうと水だけが先に流れてしまい、汚物が流れなくなってしまうからです。
続きまして、給水管へ移ります。屋外から引き込んできた黒い水道管と青い管の給水管が繋がり
給水管はヘッダーに繋がっています。
そして、ヘッダーから各器具へ配管します。これをさや管ヘッダー工法と言います。
さや管は??というと、配管を通すための一回り大きい管の事です。なので、さや管はオレンジ色のCD管、柔らかい樹脂管の事を指します。その中を通っているのが、架橋(かきょう)ポリエチレン管という白い管です。オレンジ色の管は中の架橋ポリエチレン管を保護しています。さや管のメリットとして修理が必要になった時、ヘッダーと水栓器具までの架橋ポリエチレン管を引き抜いて新しい物を入れ直すだけで完了するメンテナンスのしやすさがあります。
玄関土間、掃き出し窓用のステップ、エコキュートの置き場所にコンクリートが打設されました。養生期間を置いて
型枠が外され、基礎工事終了です。
基礎立ち上がり部分に墨が引かれています。上棟に向けての準備が着々と進んでいますよ~。
上棟まであと少しです(^^)/
という事で
どうぞご安全に。