こんにちは。
大洋工務店の皆川です。
函南町T様邸、新築工事の様子を紹介します。
クレーン車の登場(^^)/上棟に向けて工事が始まりました!!
まずは、クレーン車の足元にご注目(^^)
タイヤが浮いています。重たい木材を吊り上げる際、重心が取れなくなり不安定な状態になったり、タイヤのパンクなどの危険を防ぐため
”アウトリガー”でクレーン車を安定させます。アウトリガーは車体に搭載されていて、車体から地面にかけて伸ばす、突っ張り棒のような役割を持っています。
大工さん、これから組み上げる木材を工事しやすいように移動中。
1本立っている木材は、通し柱(とおしばしら)。土台から軒まで継ぎ目がない柱。1階と2階を構造的に一体化し、耐震性、耐久性を高めます。
その階にだけ立つ柱は、管柱(くだばしら)。1階管柱は、2階を支えます。
管柱は、大工さんが担いで
柱の凸と
土台の凹を
合せたら
柱を
ゆらゆらさせて組みます。
管柱は
あっという間です(^^)/
次は、1階天井の高さで建物を囲っている胴差し(どうさし)や梁などの横架材。
胴差しの開けられた凹と柱の凸を合わせて
木槌で叩きます。
組みながら、羽子板金物で固定します。
羽子板に形が似ているから名付けられた羽子板金物は、梁が柱から抜けるのを防ぐ補強金物。ちなみに昔はもっと羽子板に似ていたそうです(^^)
羽子板金物に六角ボルトを通して使います。
木材が組まれているだけのこの状態は、揺れます!!さらに、足元は隙間だらけ。2階の高さで木槌を振れるのは、何度見ても感心します。
2階床の土台となる部分が見えてきました。次は、梁や桁の接合部を羽子板金物で固定します。
次のステップ、2階床板がクレーンに吊られています。
1階斜めに掛かっている木材は、仮筋交い。柱の垂直を測り、傾かないよう固定しています。仮の筋交いなので、大工工事が進んでくると外されます。
上棟工事はまだ序盤戦。まだまだ組み上げる大量の木材が出番を待っています(^^)/
後半戦は次回に。
という事で
どうぞご安全に。