こんにちは。
大洋工務店の皆川です。
長泉町Y様邸、ベースコンクリートを打設する所です。
生コンクリートを現場に運んでくれるミキサー車です。荷台の大きなドラムをグルグル回しながら走っている車です。
生コンとは工場で製造された固まっていないコンクリートの事です。生コンは主にセメントと砂利、水から出来ています。これらは、重さがそれぞれ違うので工場からそのまま運んでしまうと、分離してしまいます。そこで、ミキサー車がドラムを回転させて混ぜ合わせながら現場に届けているんです。
ミキサー車が運んでくれた生コンを、ホースを通じて打設場所へと圧送するポンプ車です。
ポンプ車の後ろにある受け皿(バケット)にミキサー車から
生コンが流し込まれます。
ポンプ車から、歯磨きを絞り出すようにコンクリートに圧をかけて
ホースまで送り出します。
ホースの重みとコンクリートが流れ込む圧も加わり、踏ん張っていないと振り回せれそうな勢いです。
コンクリートが打設され始めると同時にこの”バイブレーター”で振動を与えます。
運ばれてきたコンクリ―トは余分な気泡を含んでいます。その中でも、大きな気泡はコンクリート同士の結び付きの邪魔になるので、その大きな気泡を取り除き、セメントと砂利を均等にするために振動を与えているんです。
ポンプ車のブームを腰に付けているリモコンを操作して生コンを打設しやすく調整します。
あと少し(^^)/
コンクリートの打設は完了です。
ブームが小さくなりました。打設完了後すぐにミキサー車、ポンプ車はお掃除が始まるんです。コンクリートが固まってしまうと大変です!!
こちらは、打設されたコンクリートを均しています。ババロアのような質感で”タプタプ・タプタプ”しているんです。写真では伝わらないのが歯がゆい~(>_<)
土間部分を”とんぼ”で均します。とんぼをすぅーっと引くと気持ちよくツルっとなるんです(^^♪
こちらも完成です。
ポンプ車の受け皿(バケット)もきれいになってきました。
この後、少し養生します。コンクリートは水が乾いて固まるのではなく、セメントと水の水和反応という科学反応により硬化します。なので、打設後に雨が降っても強度に影響ありません。なんとなく心配になってしまいますが、水和反応を起こすには、雨が降る事はいい環境なんです。
という事で
どうぞご安全に。